逆求人イベントに行ってきた
道端に妖しく曼殊沙華が灯る季節となりました。 秋は紅葉に彼岸花に、金木犀の甘い香り、おいしいごはんと素敵なものがたくさんあって一番大好きな季節です。
さて、本題ですが、10/3 にオンラインで開催された逆求人イベントに参加してきました。
逆求人イベントとは
通常の求人イベントは、企業側が欲しい人材を募集し、それに対して応募をする、というものなのですが、逆求人は、 学生側があらかじめ自身のプロフィールと、これまでの履歴、学習歴、スキルセット、インターンやハッカソンなどの参加歴、 研究成果などを企業側に公開し、気になった学生を企業側がスカウトする、というものです。
参加したイベント
こちらのサイト(もしかしたら時間がたつと消滅してるかもしれませんが...)に詳細は書いてあります。
イベントは、事前選抜制となっており、サポーターズの自己紹介ページから、あらかじめスキルを登録しておきつつ、応募フォームからイベントの参加登録をします。
定員は30人程度となっており、ある程度情報系のスキルに長けていないと通りませんが、おそらく普通に大学で勉強しながら、自主的にアルバイトなり研究なり技術に触れるなりしていれば通ると思います。倍率も2.5~3.0倍程度?だったようですし、イベント自体も複数回開催されていますから、チャンスは多いです。
イベントの日程は、
- 10:00 - 10:30 ガイダンス
- 10:30 - 12:35 企業プレゼン(1社あたり5分 x 20社)
- 12:40 - 13:30 学生自己紹介(1人あたり1分程度 x 40人)
- 14:30 - 20:20 個別面談(1ターン25分 x 最大8社)
- 20:25 - 21:00 懇親会(参加任意)
という感じで、土曜日丸一日使う感じです。
参加企業さんは、ベンチャー系が多く、有名企業さんもかなり多かったです。ちなみにですが、今回は
- SCSK
- オープンワーク
- クックパッド
- グリー
- サイボウズ
- Sansan
- ZENKIGEN
- ZOZOテクノロジーズ
- ディー・エヌ・エー
- DMM.com
- ピクシブ
- フリークアウト・ホールディングス
- VOYAGE GROUP
- マネーフォワード
- メディアドゥ
- メドレー
- メルカリ
- ヤフー
- 楽天
- レバレジーズ
の20社が参加されていました。
このうち、最大8社と25分間の面談を行うことができます。 いわゆるガチガチの「面接」ではなくて、カジュアルに自分のこれまでの活動を話したり、企業の取り組みや特徴、仕事の環境などを聞ける「面談」なので、あまり過剰に緊張する必要もありません。
面談のマッチングは、企業プレゼンを聞いて、面談希望度をアンケートで提出することで行われます。 希望度は3段階あるので希望度を一番上にしておいたらかなり優先的にマッチングさせていただけたと思います。
事前準備
企業への自己紹介プレゼンテーション(5分)を準備しておく必要がありました。
簡単に、構成としては、
- 自分のこと(名前、所属、趣味) 30秒
- エンジニアとしての活動(学習歴、スキル、制作物、研究) 3分30秒
- エンジニアとしての目標(どういうエンジニアになりたいか) 1分
という感じにしました。
ポートフォリオに書いてあることをだいたいなぞった感じですが、最後の3番のお話や、プログラミング制作物における技術選定やなぜそれを作ったか、どういう問題や背景があり、どういうゴールを目指したかについては別途簡潔に盛り込みました。
スライドで工夫したところといえば、やはり詰め込みすぎないところでしょうか。
スライドの一部ですが、こんな感じです。 1枚のスライドには1トピックを厳守することと、要点を多くても3~4つ程度におさめることを意識しました。 文字数が多い印象にならないように文章をきちんと考えること、余白をしっかりとることと、画像をつかうと、見ていて飽きない、かつ短いプレゼンでも聞いている側は追いやすいと思います。
あと、これは完全に今回意図してなかったのですが、面談イベントでは、最後のスライドを相手の画面に表示したまま面談が進むので、 最後のスライドにあるイラストを見て「自分で描いていらっしゃるんですか?」「かわいらしい」「デザイン関係にも長けているのはよい」と評価されたことから、 意外と一番最後のスライドに何を置くかは考えたほうがいいと思います!
特に強調したいことがなければ、「ご清聴ありがとうございました」スライドなんかではなく、 全体のまとめを置いておくと、あとでお話しするときに振り返りやすくて良かったかもしれませんね。
実際の面談
はじめに5分間自己紹介プレゼンをしたあと、これまでの経験やそれについての深い話を掘り下げられました。
特に、エンジニア関連については
- 制作物において、どういう問題を解決したかったか、どういうゴールがあったか
- どういう基準で技術選定をしたか
- 開発ではどの部分を担当したか(フロント、バック、サーバサイド...)
- フロント、バック、サーバサイドなど現在学んでいることはあるか
- どういったエンジニアになりたいか(フロント、バック、サーバ、スマホアプリ、マネジメント、データサイエンティスト...、欲張ってフルスタックエンジニアなど)
といったように深く聞かれます。
他にも、企業に関連する分野と自身の経験を絡めた質問をされたので、日ごろから幅広く浅くてもいいから話題や知識を集めておくといいと思います。
また、いわゆる「逆質問」の時間も多くとられました。逆質問とは、学生側が企業側に対して質問を行うことです。
ここで、企業プレゼンを聞いて気になった点や、事前に用意しておいた質問をたくさんすることができます。 事前に用意しておく質問は少し多め(5~6つくらい)が時間が余っても話題が続けられるので良いと思いますが、だいたい1社につき3つ程度が時間的に限界だった気がします。
ここまででガチガチの「面接」っぽいイメージを抱かれた方も多いかもしれませんが、 実際の雰囲気はそんなことはなくて、すごく楽しんでお話をすることができましたし、かなりカジュアルでした。
フィードバック
面談終了後、すぐに「学生の最も良かった点」と「フィードバック」が返ってきます。
私自身の最も良かった点で評価が多かったのは「思考力」「意欲・意思」でした。
制作物において「なぜそうしたか」をきちんと言語化するところがかなり評価されたようです。
他のフィードバックについて簡単に列挙すると
- 自身の個性を表現できている(きつねbotの話やイラストの話が結構ウケたり、デザインできるところとサーバサイドの結び付けがうまくいった?)
- プレゼンの構成や内容がわかりやすかった
- 非常に落ち着きがあって、いろんな経験をしている分、精神的に成熟している
- デザインに理解がある点も良い
- プロダクトをつくるうえでの技術選定や、ユーザが本当に欲しいものを開発する姿勢がスマート
- いま作っているものをレビューしてもらって改善していくとより良い
- 自己分析を進め、キャリアパスや自分のありたい姿を明確に思い描いて就活を進めていくと良い
- モダンな技術・設計をキャッチアップしもっと経験を積むとさらに活躍できる
という感じで、自分では「大した事してない」と思っていることが大きく評価されていて自信になりましたし、 自身の強みを磨いていくこと、自身の将来の在り方をしっかり考えていけるきっかけができたと思います。
〆
長丁場でしたがとても楽しいイベントでした! 本選考やインターン等でもっと雰囲気や具体的な仕事内容などについて知ることと、就活を楽しんでいけたらいいなと思います。
ではまた~₍₍⁽⁽ฅ•ω•ฅ₎₎⁾⁾