けものみち

まったりと、きのむくままに。

Opfer MASTER 工夫運指&餡蜜運指集

先日、オンゲキ現在最難関と言われている Opfer で ALL BREAK を達成しました!

登場当初はSSSも乗らなくて、ABは当分無理では?という感じでした。 さらに、同時に出たもう一つのLv14+ である Titania の方が得意だったので、 Opfer から目を背けて逃げていました(´・ω・`)

しかし、Titania が AB, FB, SSS+ を終わっている以上、Opfer を終わらせないわけにはいかない!という気持ちがわいてきたので、いろいろ考えてやれば突破できるはず!と思い、頑張ることを決意しました(というのが表向きの頑張った理由*1)。


というわけで、正規運指ではだいぶ難しい Opfer をできるだけ楽して通せるように色々工夫してきたので、その運指たちを公開します。

一応対象とする読者は

  • Opfer MASTER S 以上 SSS 以下で伸び悩んでいる人
  • Opfer MASTER AB 狙いたい人

あたりを想定しています。

S が取れない人は、単純に実力不足なので、他の易しい曲(Lv.12 ~ Lv.13)で練習した方が個人的にはいいと思います。

以下、譜面の画像と動画を参照しながら記述していこうと思います。 譜面の画像については SDVX譜面保管所の Opfer のページ (https://sdvx.in/ongeki/01/01108mst.htm) 、動画については [オンゲキ] Opfer (MASTER) SSS [外部出力] - YouTube を参照しており、各運指ごとにこの動画のどの時刻にあたるかを記述してあります。


1. 階段をトリルに読み替える

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動画の 0:34~ の両手トリル部分は16分で交互に叩くだけなのですが、8個だけ階段になってます。 これを上の図の右のように両手トリルに直してあげます。階段苦手な人は BREAK 数が減るし、導入するのも簡単なのでおすすめです。

2. レバーを直前に振っておいて放置する

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動画の 0:53~ のあと、普通にやると片手でレバーを操作しながら、もう片方の手で片手トリルをしないといけない感じになりますが、ホルード終点に左向きのフリックがあると思って、図の星印あたりにレバーを放置してしまえば、フィールドから脱線しないので、両手でトリルをとることができます。

これも小さい工夫ですが導入が容易でかなり安定します。

3. 難関の24分階段は16分トリルで餡蜜せよ!

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動画の 1:20~ くらいからの部分です。この記事の一番重要なところではあります。 ここを普通に階段でさばいて、HIT, MISS でない人はこのままでいいですが、AB 狙い位だったら、16分交互トリルに読み替えるだけでABで通ります。しかも、慣れると90%以上は AB で通ります。

ポイントとしては、

  • の順の階段は、に分けてトリルにする
  • の順の階段は、に分けてトリルにする

ことです。の位置が違うこと(後ろに来る方のノーツの色にくっつく)に注意してください。

なぜこれで BREAK 以内で収まるかを一応理論的な観点から説明しておくと、 Opfer の BPM は 175 であることから、24分音符は 175 / 60 / 24 = 0.12152777... 秒間隔で叩いていることになります。判定の幅は「フレーム」という単位が基準になっており、1フレーム = 1/60 秒 = 0.016666... 秒 となっています。

オンゲキの場合、判定のフレーム幅についてはあまり解明されていませんが、自分の経験で言えば

  • CRITICAL BREAK: 3 ~ 4フレーム(おおよそ ±0.06 秒以内程度)
  • BREAK: 6 ~ 8フレーム(おおよそ ±0.13秒以内程度)

あたりかなと思っています。 つまり、正しい判定位置から ±0.13 秒程度のズレであれば BREAK までには収まってくれるわけです。 以下、このフレーム数を仮定して議論します。

さっき計算した、Opfer(BPM 175)における24分音符の間隔は 0.1215 秒程度であり、 24分音符の間隔(0.1215秒) < 「BREAK」判定の許容誤差(0.13秒程度) が成り立ちます。

ところで、24分階段を16分トリルに直すと、2つのズレたノーツの丁度中間を叩いてあげるような感じになります。これだとちょっとわかりにくいので下の図を使って説明します。

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右の簡易化した運指と左の正規譜面を見比べ、右の図から左の図に点線を引いてみました。 これでわかると思いますが、緑と青についてはちょうど間をたたいてあげるような感じになります。 これは、24分音符と16分音符の関係を考えてあげるとわかると思います。

ということは、(正しい配置でボタンをたたく時刻) - (工夫した運指でのボタンをたたく時刻) の秒数の絶対値は、24分音符の間隔(0.1215秒)の半分の 約0.608秒 ということになり、これなら十分 BREAK までに収まってくれることがわかります。さらに、わずかだけ2個同時押しをずらせば、同時押しの2つのノーツも CRITICAL BREAK に収めることができるようになります。

簡単な算数使うだけでこんなに楽することができるんです。算数、数学はこういう時に便利だぞ。

4. 実は簡単な青赤トリル

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動画の 1:40~ の部分です。一見複雑な配置をしていますが、が交互に来るので、右手で、左手でを16分音符の速さで交互に叩くだけです。

これはかなり有名なのでこれ以上説明しません。導入も簡単ですし、精度も取りやすくなるのでやりましょう。

5. 視覚的に見づらいだけ

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動画の 1:48~ の部分です。これも見づらいだけで、右手で、左手でを交互にやるだけです。

その後のホールド、32分音符トリルはガチ押ししかないのでがんばって下さい(´・ω・`)b

6. 交互じゃなくても通るよ

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動画の 1:55~ の部分です。巻き込んで HIT でやすいので、僕は図の右側のように連続2回押すようにしています。巻き込まないし、BPM175で2回なのでそんなに難しくはならないです。

6. ちょっとずらすだけ

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動画の 2:03~ の部分です。 オレンジ色の丸で囲った部分がすごく抜けやすく、こんな短い間隔で2回もボタン押せるか!って感じだったので、それなら分業しちゃえばいいじゃん、ということで2種類ほど案を考えていました。 たった1ノーツずらすだけで抜けなくなります。 左手と右手で指の動きやすさが違うと思うので、お好みの組み合わせを見つけてみてください。

7. 階段と壁が混合した難所も3と同じ理論で突破!

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動画の 2:06~ の部分です。 ここめちゃくちゃ HIT, MISS が出やすいと思いますが、3の運指の理論を適用すれば16分トリル+αぐらいの運指で BREAK までに収まってくれます。

図の右側のオレンジ色の丸印の部分がちょっと厳しい感じの部分になっていて、遅れやすい(HIT(LATE))ので注意してください。

8. ホールドの始点をずらそう

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動画の 2:11~ の部分です。 ホールドが左側から流れてきますが、たぶんホールドは左右対称になっている方が見た目的にはキレイだという理由でこのような配置になっています。

ですが、スコアアップには邪魔なので、素直に右手でホールドを取ってあげましょう。この場合、オレンジ色の丸で囲んだホールドの終点まで押せていなくて HIT になるパターンがあるので終点まできちんと押し続けることを心がけてください。

9. 最後の難所の一部もトリルでカバー

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動画の 2:14~ の部分です。 ここで点数ごっそり持っていかれますよね。最難関だと思います。 まず、黄色の枠で囲った部分ですが、頑張って16分交互か近い形に変形しようと思ったのですが、ホールドが邪魔して無理でした。ここは正規でがんばるしかなさそうです。

その後のジグザグは 3 の理論を使ってしまえば BREAK までに収まります。理論値とか1009000とか狙おうと思わなければ、もうこんな複雑な階段をガチでさばく必要なんてありません。これだけでおそらく数千点はアップします。ぼくはこれを思いついたおかげでいつか AB 取れると確信しました。

余談なんですが、なんでここだけレーンがジグザグになっているんでしょうね。


終わりに

オンゲキのできない部分は、いかに頭を使って自分のできる運指、あるいは楽な運指に落とし込むかがカギだと僕は思っています。これはズルでもなんでもありません。思いついて実践した人の勝ちです。

これを執筆した時点では自分はまだ SSS+ に達していないし、全国ランキングでも SSS+ 以上獲得した人は 100 人もいないので、次の目標は Opfer SSS+ ですかね。長い戦いになりそうです。

*1:本当は、自分よりレートが少し下の人から「やっぱ Opfer 無理っすよね~wwww 自分もまだSSS乗ってないっすwww」っていう謎の煽りを受けたので、少しだけ懲らしめるためにやりました。